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アメコミヒーローをモチーフにした最近のライトノベル選

バットマンvsスーパーマン観たいけどなんかズルズルとタイミングを逸していて観れそうにないよー」という気持ちを込めて書いた記事です。

夜明けのヴィラン

 

夜明けのヴィラン 聖邪たちの行進 (ダッシュエックス文庫)

夜明けのヴィラン 聖邪たちの行進 (ダッシュエックス文庫)

 
超能力者たちが、ある器質的な特徴によって、絶対的な善である「ヒーロー」と、絶対的な悪である「ヴィラン」とに振り分けられる、一種のディストピア的な近未来世界が舞台。
死んだ父から能力を受け継いだ少年と、新米ヒーローである少女が出会い、凶悪なヴィランと戦いながら、その裏にある巨大な陰謀へと立ち向かっていくというダークヒーローアクション。
ヒーローたちの能力がいちいちコミカルで面白いんだけど、そんな彼らが容赦なく虐殺されていくギャップが魅力。
また学園ものでもあり、幼馴染との楽しい三角関係も描かれております。

 

特区インスタントヒーローズ

 

特区インスタントヒーローズ (ノベライドル)

特区インスタントヒーローズ (ノベライドル)

 
バーチャルアイドルが小説を執筆しているという体裁のレーベル「ノベライドル」から刊行された作品。「プロデューサー」はノベルアプリを制作している「超水道」というクリエーター集団の人。
退屈に倦んだ学生がヴィラン気取りで悪事を働き、ヒーローのコスプレをした学生がそれを取り締まっているという学生街を舞台にした、暗黒青春ヒーローノベル。
主人公は、昼は眼鏡をかけた根暗な学生、夜は女装して過剰な暴力を振るう美少女ヒーロー。心に問題を抱え、常に余裕がなく、何かに駆り立てられるように悪を倒している。わりと内省的で鬱屈した描写も多いのですが、しかし熱い友情の物語であるわけです。

 

スチームヘヴン・フリークス

 

スチームヘヴン・フリークス (ガガガ文庫)

スチームヘヴン・フリークス (ガガガ文庫)

 
「ミアズマ」と呼ばれる特殊な蒸気によって文明が発展した、スチームパンク世界の1960年代アメリカが舞台。
ミアズマによって不思議な機械「クラフト」が作り出され、ミアズマによって変異した人間「ミスティック」が超能力を振るい、ミアズマから生まれた怪物「クリーチャー」が街を徘徊し、ミアズマから現れた書物「オラクル」が世界にオーバーテクノロジーをもたらす。
クラフトを悪用して事件を起こす怪人、その裏で陰謀を企む悪の狂科学者に、警察、探偵、マフィア、そしてヒーローたちが絡んで、ドタバタ騒ぎを繰り広げる群像劇。美味しい要素が詰め込まれた賑やかな一品です。

 

我がヒーローのための絶対悪

 

アメコミモチーフかというと日本の特撮ヒーローっぽさが強いような気がするけどこの際だから入れてしまおう。
最強のヒーロー「ガイムーン」となった幼馴染を救うため、主人公はパワードスーツを着込んで悪の総帥「ヘルヴェノム卿」となり、悲しい死闘を繰り広げる、という話。
社会から排斥された怪人たちを組織して「悪の秘密結社」を再興するあたりは『コードギアス』も思い起こさせる。主人公自身は「怪人」ではない、というあたりが余計に。

 

魔法少女禁止法

 

魔法少女禁止法1

魔法少女禁止法1

 
魔法少女もので『ウォッチメン』パロディ、というコンセプトの作品。
魔法少女」が禁止された世界で、元・魔法少女たちが次々に殺されていく…というストーリーはウォッチメンそのままですが、その調査の過程で、『魔法使いサリー』からはじまる実際の魔法少女(魔女っ子)の歴史をなぞっていくので、「このキャラはどの魔法少女がモチーフだろう」と考えながら読むと楽しいです。

 

ニンジャスレイヤー

 

ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上 (1)

ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上 (1)

 
原作はアメリカの小説なので「モチーフ」というよりは「そのもの」という感じですが。ですよ。ですよね。
いまさら説明も不要でしょうが、家族を殺されて復讐のニンジャと化した主人公が、総会屋を潰したり、財閥を倒したり、天下りと戦ったり、野球をやったり、寿司を握ったりする、サイバーパンクなニンジャ群像劇です。こう書いてみると意外に「アメコミっぽいストーリーライン」ではないような気も。

 

取り急ぎ以上!